こんにちは。
CHIKAKOです。
いよいよ春本番といったところでしょうか(^^)
寒暖差が激しい季節ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回は我が家のフレンチブルドッグの源太くんの目に傷がついてしまった時のお話をしようと思います。
今年の1月、源太の目に傷がついてしまいました。治療期間は約2ヶ月。実は昨年も、その前の年も秋ごろから春先までの約半年間ほど、傷ができたり治ったりを繰り返していたのです。
草むらが大好きな我が家の源太くん。「なんでそんなに草むら入ってくの〜?」ってくらい草むらが好きで顔を突っ込みますし、体を草に当てにいきます(^^;)時には、踏んづけた枝がピーんと立ってしまい、それが源太の目に当たって傷がついたこともあります。あとは、草むらに入るもんだから、後で痒くなったりして自分で目をかいて傷がついたりと、なかなかこちらでコントロールすることができません。
だけど、源太の好奇心を満たしてあげたい。でも目に傷はつけてほしくない!!
そんな毎日を、今日も過ごしております。
というわけで、今回は、源太の目に傷がついた時に処方された目薬や目の傷の治り方など、源太の目に傷がついてから治るまでの過程をご紹介したいと思います。
フレンチブルドッグの目は傷つきやすい
そもそものお話ですが、フレンチブルドッグの目は、皆さまご存知のとおり結構前に出ています。クリクリの大きなお目目に加えて鼻が低く(いわゆる鼻ぺちゃ)、好奇心で草むらをスンスンした時に草と目の距離が非常に近く、目に触れてしまいやすいです。また、大きなお目目は空気と触れる面積も広く乾燥もしやすい。人と同じように乾燥したお目目は傷がつきやすいですよね。
フレンチブルドッグのわんちゃんは、目に傷がつかないよう工夫してあげることが大切なのです。
目の傷はどうやって確認するの?
源太の目に傷がついてしまった時、当然ですがまずは動物病院へ診察を受けに行きました。片目をつむるような痛そうな様子をするので、痛い時はすぐにわかると思います。皆さまもそんな時はすぐに獣医師先生に診てもらいましょうね。
では、どうやってわんちゃんの目の傷を確認すると思いますか?
今から簡単にご説明しますね!
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まず、獣医師先生に源太の目を見てもらいます。上瞼・下瞼の裏もチェックして、腫れや充血を確認、左右差も見たり、あとは涙の量や色なども聞かれるので説明しました。問診が終わったら、リトマス紙のような色のついた(緑だったと思います、多分…)薄くて細い紙を使用し、その紙を源太の目にそっと触れて目を染めます。その後、ワンクリーン(動物用点眼・清拭剤)で目を流し、照明を当て目を確認すると、傷があるところに色がついて染まっているわけです。これで、目の傷の位置やサイズなどを確認できます。
傷ついた目の治療は目薬で
源太の目に傷がついていることがわかったので、次は目の傷を治していきます。では、どうやって治していくのか。源太は、何度か目に傷をつけているのでもはや慣れてしまっているのですが、今回もいつもと同じように3種類の目薬を処方されました(画像の目薬のうち左から3つ目まで)。その目薬とは以下の通りです。
①広範囲抗菌点眼剤(オフロキサシン点眼液0.3%)
②イヌ・ネコ角膜障害治療剤(パピティン)
③角結膜上皮障害治療用点眼剤(ヒアルロン酸Na点眼液0.1%)
なんだか難しい名前が並びましたが、①で目を抗菌し、②で傷を治す目薬を入れて、③のヒアルロン酸で目の保護をする、というような感じに私は解釈しました。
①〜③の目薬を1種類ずつ入れるごとに約10分間隔をあけます。この繰り返しを1日4回。
①番目の目薬は1日に約7回入れます(*o*)
これね、かなり大変です。もちろん源太も頻繁に目薬を入れられてたまったもんじゃないとは思いますが、飼い主も結構大変なんですよ(^^;)私は家でお仕事をしてるので、4時間おきにタイマーをセッティングして目薬を忘れないように工夫しました。
こうなっちゃうとわんちゃんも飼い主さんも本当に大変なので、まずは目に傷が入らないように気をつけてあげることが大切ですね。これがなかなか難しいのですが…。
ちなみに、目薬を入れた期間は約2ヶ月間。傷の上に傷がつかぬよう、そして新たな傷がつかぬよう源太もエリザベスカラーで毎日を過ごし、とても頑張りました。毎週毎週の動物病院通い。2週に1回くらいで目薬がなくなるので、目薬代も診察代もかなりヘビーでした。
目の傷の治り方
「え?2ヶ月もかかるの?」と思った方、安心してください。目の傷のつき方や治り方によってはこんなにかかることはありません。ではなぜ今回2ヶ月もかかったのか。源太の場合のお話ですが、お答えしますね。
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そもそもわんちゃんの目の傷はどんなふうに治っていくのか、ご存じですか?わんちゃんの目の傷の治り方は、実は2種類あるのだそうです。我が家はどちらも経験済み(^^;)全然自慢になりませんが…。
では、一体何が違うのかというと、獣医師先生曰く、「角膜がくっついて治っていくタイプと、血管が通うことで傷を治していくタイプ」があるそうなのです。どゆこと??
角膜がくっついて治っていくタイプは、目の表面だけで起こることなので、治るまで比較的早いです。言葉の通り角膜と角膜が傷を塞いで傷を治していきます。過去、源太は1週間〜10日ほどで治りました。一方の、血管が通うことで傷が治っていくタイプというのは、目についた傷に血管が到達することで目の傷を自らの治癒力で治していくというイメージで良いかと思います。とても丁寧な獣医師先生なのできちんと説明を受け理解できました。うまく説明できていないかもしれませんが。
では、どこから血管が伸びてくると思いますか??
それは、目についた傷に近い黒目の端っこから現れるんですよ!!黒目の端に血管が現れ、その血管が少しずつ時間をかけて傷に向かって伸びてくるのを確認することができます。「角膜の力だけではくっつかないよう〜」という指令が出ているのかどうかはわかりませんが(^^;)、自分の目の傷を治すために自然治癒力が働くのでしょうか、目の傷へ向かって血管がちょろちょろ伸びてきます。血管さまの出動です。
血管が傷に到達するのに、今回の源太の場合は約2週間強かかりました。この期間に傷は治りません。治るのは、血管が傷に到達してからです(-o-;)ただ、血管が目の傷に到達すれば治りは比較的早いです。何が長いって、傷に血管が到達するまでが長いんです!!なかなかの忍耐力を必要としますので頑張ってください。
ただし、この治療期間はおそらく個体差があるはずです。わんちゃんの年齢や体力、免疫力などによって治療期間には差が出ると体感しています。なぜなら、源太の場合、昨年とその前の年には、傷まで血管が到達する期間がもう少し早かった気がするからです。源太も今は8歳でシニアなので、少しずつ体の変化があることを実感しています。免疫力の落ちやすい冬という季節的な原因もあったのかもしれません。
角膜がくっつきにくく傷の範囲が広い場合にこの血管タイプになることがあるようです。治療も治りも長期戦になりますが頑張りましょう。
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自然治癒力って不思議ですごい!!
源太の目の傷の治療を通じて、診察のたびに源太の目の傷の状態を獣医師先生と一緒に確認できたことで、傷の治っていく過程をしっかり確認し理解することができました。その過程の中で、改めてわんちゃんの体ってすごいなぁと実感することができ、一つ一つ確認させてもらったことはとてもありがたかったです。
傷を治そうとしていく自らの自然治癒力を使い、自ら傷を治すべく一つ一つの過程を経て治していく。角膜か血管か、自分の傷を治すために体のシステムが働いているわけですよね。「あ〜今回は角膜では無理や〜、血管さん助けて〜!!出動してくださ〜い!!」っていう流れが体の中で自然に起こっているわけですもんね(^^)
人も動物も自然治癒力ってすごい力を秘めています!!
私も大きな病気を経験しているので、自分の体が治っていく感覚を体感した時のことを思い出し、改めて感動しました。
目の傷が治った時は、
源太、すごいね〜!
源太の体ってすごいね〜!!
偉かったね〜!!!
って抱きしめながらホッとしました。だってあんなに小さな体で2ヶ月も目薬とエリザベスカラーを頑張ったわけですからね。
偉いしかありません!!
現在は、草むらにできるだけ入らない、目の乾燥を日頃から予防する、食事にも目に良いものを取り入れる、などの工夫をできる限り頑張っているので?おかげさまで源太くん目を傷つけないで順調に過ごしております。
人もわんちゃんも気をつけていても、怪我をしたり病気になってしまうこともあるでしょう。そんな時に自らの免疫力や体力、心の安心が自らを治していく力をさらにサポートできるのだと思います。
改めて、毎日の健康的なご飯やお散歩、遊びや睡眠などの重要性も感じました。
以上、わんちゃんの目に傷がついてしまった時の治療のレポートでした。
もしわんちゃんが目を気にしていたり痛そうにしている時は、早めに獣医師先生の診察を受けてくださいね。
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では、今日はここまで(^^)
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
またお会いしましょう。
CHIKAKO
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