こんにちは。
CHIKAKOです。
今日は、「夫が謝らない理由と、妻が疲れない夫との付き合い方」について、考察してみようと思います。
1.はじめに
まず、「謝らない」という態度は人を傷つけます。
夫が謝らないことで傷つき、長い間ストレスを抱え続けている妻は、少なくないはずです。例えば夫がちょっと失敗してやらかしちゃった時、その場ですぐに妻に謝ればその失敗は問題でなくなり、お互いにすぐさま快適さを取り戻せます。逆に、すぐに謝らなかった場合、妻はその問題を引きずることになるでしょう。
夫はなぜ、妻に謝らないのでしょうか?
そんな私の疑問を、今日はこの記事で解消していこうと思います。
どうぞ、ご一緒に最後までお付き合いください。
2.夫が謝らない理由と心理的な背景
夫が謝らない理由は、さまざまなことが考えられます。ここでは、夫が謝らない理由を5つ挙げ、その心理的な背景もご紹介していきます。
①プライドが高い
プライドの高い男性は、少なくないかもしれません。別の言葉で言うと、自尊心が高いとも言います。自尊心とは、自分を尊い存在だと思う心であり、自分を大切にする気持ちでもあります。プライドや自尊心は、人が健全に生きていくためには大切な心ではありますが、それが強すぎると、人間関係においてちょっと弊害が出てくるかもしれません。
ではなぜ、プライドや自尊心が強すぎると謝れないのでしょうか。
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それは、プライドや自尊心が強すぎる人は、「謝ったら負けだ」と思っている部分があるからかもしれません。
我が家の夫の話です。
ある朝、私が2〜3日分を想定して作ったお惣菜を、夫が全部使ってオムレツにしてしまったのです。
私が、「あ〜!全部使わないでよ〜!!2〜3日分を想定して作ったのに〜泣」と言ったところ、夫は「全部使っていいと思ってた〜」と謝ることなしにそれだけを伝えてきました。忙しい中で一生懸命作ったお惣菜だったので、とてもショックだったのですが、待っていても夫は謝りません。
そこで、私は夫にLINEで伝えることにしました。「私は謝ってほしいです。謝ることは、自分が悪いと認めることではなく相手への敬意だよ」と。しかし、「謝ること」について、夫と私の間には大きな認識の違いがありました。夫にとって謝ることとは、「屈服すること」だったのです(^^;)このような心理的な背景には、謝ることが負けを認めることになり、負けることを認めることで、自分が傷つくことが怖いという気持ちが隠れていると考えられます。
(※屈服とは、力や勢いに負けて相手に従うこと)
私自身、謝ることは、目の前の人に対しての「あ、嫌な気持ちにさせてしまってごめんね」という、その相手とのこれからの関係性を維持していくための、仲直りの方法でありコミュニケーションだと思っています。つまり、相手への敬意ですよね。謝ることは、勝った負けたの話ではありませんが、実際は、謝った方が勝ちだと思いますし、賢いコミュニケーションの取り方だと思います。
②自分は悪くないと思い込んでいる
夫は、妻を嫌な気持ちにさせてしまったにも関わらず、自分が悪いことをしたと思っていない可能性があります。
すぐに謝らないという態度からは、相手の反応に対して、反射的に「あ、悪いことしたな…」と思えていないということが伝わってきます。しかし、自分が悪い悪くないに関わらず、相手を不快にさせてしまったのであれば、ここは「不快な気持ちにさせてしまって申し訳ない」という「妻の気持ちへ寄り添っているという気持ち」を伝えるのが健全なコミュニケーションの取り方ではないでしょうか。
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③妻に甘えている
私は、夫が謝らない理由の中で、この精神にもっとも不快感があります(^^;)
会社などの公共の場では謝れるのに、妻には謝れないのです。すぐに謝ってもらえないと、私を大事な存在として扱ってないと感じますし、存在を軽く見られている気持ちにもなります。要するに、妻には謝らなくてもわかってくれるだろう、許してもらえるだろうと思っているわけです。いいえ、これはただの甘えです!
妻でも家族でも、他人は他人。だからこそ、もっとも敬意を払うべき存在だと思いますし、「謝る」というコミュニケーションによって、その関係性を健全に保つ必要があるのではないでしょうか。
④コミュニケーションでの成功体験が少ない
コミュニケーションを取ることが、問題解決につながるという体験がない、または少ないということも、夫が謝らない理由の一つに挙げられると私は思います。この場合、夫は「謝っても無駄だ」と思っている可能性があります。
例えば、夫が子供の頃に育った家庭環境で、親に自分の意見を言っても相手にしてもらえなかったり、自分の言動を軽く扱われたなどの経験があった場合、謝っても無駄だと思っている可能性があります。その影響で、「話し合ったりコミュニケーションを取ったとしても、相手との問題を解決することはできない」という思い込みに繋がったのかもしれません。
また、親が暴力的であったり過干渉の場合、夫は、数々の自律のチャンスを奪われてきた可能性があります。暴力や過干渉は、子供の気持ちを無視した親の行動であり、そのような幼少期の家庭環境が、今の謝らない夫に影響していると考えてもよいでしょう。このような場合は、あなた一人ではなく、専門家のサポートやカウンセリングを受けるなど、じっくりとその問題に向き合っていく必要があります。
⑤責任感がない
なんらかの原因で、夫が「自分の行動には、自分で責任を取る」という意識が身についていない可能性があります。人を不快な気持ちにさせたり傷つけてしまった場合には、自分で謝ってその責任を背負うのが健全な大人と言えるでしょう。
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3.謝らない夫による妻や家族への影響
では、謝らない夫によって、妻や家族にどのような影響があるのでしょうか。
一緒に考えてみましょう(^^)
①妻の不満が溜まる
謝らない夫は、おそらくその後もずっと謝らない夫のままである可能性があります。もし、夫が謝らない場面が続いた場合、妻には少しずつ不満が蓄積されていくでしょう。その結果、例えば夫が困っている時など、夫にとって助けが必要な時、妻は夫を助けないかもしれません。夫が謝らないことで、妻は日頃の不満を溜め込んでしまい、夫婦の信頼関係が少しずつ薄れていきます。
②子供が親の真似をする
夫が謝らないことで、子供がそれを真似してしまう可能性があります。例えば、お父さんが謝らず不機嫌でいる場合、お母さんがお父さんのご機嫌を取るような言動をしてしまうことがあるかもしれません。すると、「不機嫌にしていれば、謝らなくても周りの人に機嫌をとってもらえる」とインプットされ、自力で自分の機嫌を直す術を身につけられない大人になってしまう可能性もあると思います。
子供には、「謝ることは、人とのコミュニケーションの一つであり、人と健全な関係性を築く手段である」ということを学ばせるとよいでしょう。謝ることは「思いやりや敬意を表現することの一つ」でもあります。
③妻は一生傷ついたまま
夫がその瞬間に謝らない、また何度も謝らないなどの態度が続いてしまうと、妻はその後に続く長い人生の中で、ずっと傷ついたままになってしまいます。人は、問題を解決したら忘れられます。逆に、解決しなければ記憶に残ってしまいます。つまり、夫が妻に謝らないままだと、妻はずっと傷ついたまま。
妻が傷ついたままだと、妻だけでなく家族全体に長期的な影響を与えてしまうことは想像できますよね。妻は、気持ちに寄り添って欲しいのです。
夫がすべて悪いと言っているのではありません。「悪かったね」という言葉を通じて、夫からの思いやりを感じたいのです。そのひとことで妻は安心し、夫婦の絆が改めて深まり、家族全体がより健やかな関係を築けるのではないでしょうか。
4.夫に謝ってもらうためにできることと、あなたを守る方法
では、どうやったら夫は謝ってくれるのでしょうか?
あなたがあなた自身を守りながら、疲れずに、これ以上傷つかずに…
①タイミングを見計らって伝えてみる
妻であるあなたががまず冷静で、かつ夫が仕事などで疲れて少ない時や、食事の後やお茶などを飲んでリラックスしている時、夫の気持ちが安定している時などを見極めて、それとなく伝えてみるという方法があります。
「ちょっとしたことでも、ひとことごめんねと言ってくれると、あなたからの思いやりを感じて安心するの」など、怒りではなく「謝ってもらうと、私はこんな気持ちになります」という、あなたが感じるその思いを伝えてみてください。夫がご機嫌な時に、素直なあなたの気持ちを知ることは、夫にとっても嬉しいことかもしれません。
ここで、大事なのは、まずは「あなたが冷静で余裕がある時に」ということ。あなたの状態を最優先して、あなたが傷つかないようにしましょう。
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②謝ることで、コミュニケーションの成功体験をさせる
もし、夫婦喧嘩などであなたが悪かったと感じるそのタイミングがあった場合、あなたがまず素直に謝ってみてください。もし、それで夫が嫌な気持ちにならずに済んだ場合、夫は「謝ることで夫婦喧嘩が問題にならなかった、解決した」、というコミュニケーションの成功体験ができるでしょう。
健全なコミュニケーションが人間関係をいかに良好な状態へと導くか、そしてそれがいかに大切かということと、その重要性を夫に気づいてもらうきっかけになるかもしれません。そしてこの体験によって、謝ることへのハードルも低くなる可能性もあります。
③諦めてみる
「夫が謝らないこと」に対して「諦めてみる」という選択肢があってもいいかもしれません。何度も同じことを伝えるたびに、あなたのエネルギーは消耗してしまいます。これではあなたの身も心ももちません。「私はこれだけやったのだから、どうするかは夫が決めること」という、夫との間に境界線を引いた視点を持つことも非常に大切だと思います。
とはいえですね、なんでいつも妻の私ばかりがサポートしなければならないんだ…とやっぱり思ってしまいますよね(^^;) なので、無理をしてまで、あなただけが頑張り続ける必要はありません。夫に必要なことを伝えたら、あとは自分の好きなことや仕事に自信を持って打ち込んだり、歴然とした態度で過ごしましょう。
これは、私の体験から感じたことですが、夫が謝らないことに対して執着している時よりも、自分の今やるべきことをいつも通り穏やかに実行し、時には普通に声を出して笑ったり、自分の快適さを最優先に過ごしてご機嫌でいる時の方が、夫も謝りやすいのでは?と思っています。夫が謝らないからと言って、そこにばかりスポットを当てて怒りを表現するよりも、いつも通りのあなたでいる方が、ふいに夫が謝ってきたりするのです。つまり、あなたが普段通り過ごしている環境は「夫が謝りやすい環境である」ということになります。
なので、夫が謝ってくれることを諦めたり、一旦忘れて、淡々と普段通り過ごすことが効果的である場合もあるのだなと感じています。
5.まとめ
夫が謝らない理由には、プライドの高さや自分を守るため、責任感がない、妻に甘えている、健全なコミュニケーション方法を知らないなど、さまざまな理由が考えられます。 他人を変えることは非常に難しく、変わらないと思っていた方が、結果的にあなたの心を守ってくれるでしょう。夫自らが「謝ることは、思いやりや敬意の表現である」ということに気がつき、自分で変わっていくしかありません。
そして、岩のように変わらない夫を変えよう、謝らせようと奮闘すればするほど、あなたが疲れてしまいます。ですから、あなたが冷静で余裕のある時を選び、あなたの心身の安全を最優先にすることが大切です。決して、自分を犠牲にすることなく、夫に健全なコニュニケーションの方法を伝えていきましょう。タイミングを見計らって、あなたの気持ちを素直に伝えたり、時にあなたが夫を導き、反対に諦めてみたり、夫の性格や特徴、パターンなどを見極めていくことも大切です。
謝れない夫はとても多いと聞きます。妻ばかりが頑張ってしまうと、あなたが疲弊してしまいます。まずはあなたの心が乱れないよう、頑張っているあなた自身を労り守ることを最優先してあげてくださいね。
ここにあげた例は、我が家の一例です。それぞれの家庭のかたちに合った方法を見つけることも必要かなと思います。決して焦らず、夫の謝らない一面以外も見てあげると、あなたの気持ちもふわっと変化するかもしれません。あなたの家庭が平穏で、清々しい風が吹きますようお祈りして、今回はこの辺で終わりたいと思います。
いつも最後までご覧いただきありがとうございます。
それではまたお会いしましょう。
À bientôt 👋
CHIKAKO
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